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グラウンドに行くとすごく広かった、野球に力を入れている学校はあるけどここはきっと世界一と言えるくらいだ。だって、球場そのものだ。速見先輩が言うには阪神甲子園の球場を似せているそうだ、そりゃこんな環境で練習できれば野球をやっている奴にとっては幸せだろうけど、その分メンバーに選ばれる為の競争率も高いはず
速見先輩はオレに他の1年に混じって走ってこいと言われた、まずは体力を付けないといけないらしい。体力を付けるための理由が何なのかは聞かずに大人しく走ることにした
「よ、今日は野球部なのか?」
「光祐!・・・うん・・・・っわ!?」
「大丈夫だ、オレはお前の見方でいるから。だからそんな不安な顔はすんなよ」
また頭を撫でられた、子供扱いされたことにちょっと不貞腐れていると笑われた
「かなり走るけど付いて来れるか?」
「・・中学までは朝に走ってたから大丈夫だよ」
走ってたといっても5kmぐらい、あくまで感覚であって測ったことはない。野球部ではどのくらいの距離走るのかは分からない。だからとりあえず走れるところまで付いて行こう・・・・・・・・と思ってたけど
何故オレより野球部(入部予定)の奴等が疲れてんの?
「・・っ・・風間・・・お前平気なのか!?」
「まだ走れるよ?・・・・500mくらい?」
まだ走れそうだというと光祐以外の1年にも驚かれた。そんなに意外なのかな。というか熱い、野球のユニホームって厚いから熱が篭りやすい
「風間!!」
呼ばれたほうへ振り向くと速見先輩が呼んでいた、オレは急いで近くまで行くと沢山のボトルを持たされた。コレに粉末状のスポーツドリンクを入れて水で溶かして作るという。近くの水道で水を入れて作った、70人分。ということは1年は11人ってこと?意外と少ないと思った
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