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「は?・・・エッチって・・・何言ってんだ、風間?」
「・・・だって・・・・いつかオレも先輩達みたいなその・・・・そういうのが好きになってしまうなら・・って思うともう諦めた方がいいのかなって、先輩達みたいに楽しむのが楽になれるのかなって思って。だから光介くんも・・・もう・・好きにしていいよ?・・・どうせオレ・・・」
「落ち着け風間!!」
「ッ!?」
「すぐに投げ出すようなことするなよ!諦めたら何も変わらないしもっと悪くなるかもしれないだろ!」
「でも・・・オレは・・・・3世代目で・・・っっ?」
自暴自棄になって自分で自分を追い詰めていったら急に抱き締められた
「絶対にどこかに入らないといけないっていう校則だからそこはなにも出来ないけど。でもオレの胸なんかでいいんならいくらだって泣けばいい、男の泣くところなんてよく見るからバカにはしねぇよ」
オレのことをここまで気にかけてくれたのは光介くんが初めてでここまでされたのは初めてだった、だからなのかオレの目からは涙が溢れてきた
震える手を持ち上げながら光介くんの背中を掴んで男の胸で泣き続けた。硬くて汗臭くて抱き心地はいまいちでもなぜだか安心できる気がした。光介くんも力強く抱き締めて子供をあやすように頭を撫でてくるから余計に泣いてしまう
それから泣き止んだのは食堂が閉まる時間を過ぎたころだ
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