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「……でもさ、」
「ん?」
「もっと甘えたっていいんだよ」
彼は少し笑った。
「そうかもな。焦りすぎたのかも知れない」
「たまには、僕に頼って?頼りないかも知れないけれど」
「うん。ありがとう」
彼の肩が緩んだ。
僕に体重を傾ける。
「……あったかい」
彼が目を閉じる。
先程の悪い思い出はすっかり飛んでしまった。
彼がいたから。
僕もいるから。
寄り添えたから。
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