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入学式 7
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「そんなの有名だからに決まってるじゃん。」
「会う前からわかってたんやろ?名前まで有名かいな?」
「情報社会、なめないで、ね?」
…これは嘘だな。
俺と仲がいい、つまりは姉貴とも仲がいい。
ということは自然と龍王の情報が入ってくるわけで。
完全に姉貴のせいだ。
普通は名前までばれるようなヘマを龍王が、しかも幹部である副総長がするわけがない。
……という内部事情まで知らないであろう楓は、けっこう危ない橋を渡りきったみたいだ。
「そーか。楓かわいいな。」
と、楓の頭をなでている。
「子供扱いしないでよね!!!」
とかなんとかいいつつ、満更でもないな、楓。
ぶっちゃけると、楓も俺もゲイだ。
そして、この副総長楓のもろタイプの顔をしている。
……面白くなりそうだな。
「楓。」
「なぁに?黎。」
「ふぁーいとっ!!!」
俺がそう言った途端、楓の顔は真っ赤に染まった。
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