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姉貴は天才ハッカーだったりする。
姉貴の代に龍王が最強になったのは、姉貴のこの能力のおかげでもある。
情報を確実につかみ、相手の戦力、戦術、なにもかもを先に読む。
それを繰り返していくうちに、最強へと昇りあがった。
「親父、実行はいつ?」
「明日。」
「…は?」
「だから、明日。明日の8時。」
「…了解。」
半分以上ふてくされながら自分の部屋に帰った俺。
--バンッ
「おい!!!」
「うわっ!!!何だよ姉貴!!!」
「なんだこの…この…この情報管理のずさんさは!!!今、この世は情報社会だぞ!!なのに…!!なのに…!!パスワードないし…。」
「要するに、姉貴…。つまんなかったのか?」
「ああ!!ああ!!そうだよ!!もっと楽しいと思ってたのに。がっかりだよ。はいこれ、情報。」
姉貴はそういうやつだった。
ハッキングは悪いことのはずだ。
悪いことのはずなのに、楽しみさえ見出しているこの姉貴。
……何も言えねぇ…。
そして、そんな姉貴が渡してきた2枚の紙には幹部の名前と顔。
紅蓮の戦力が記されていた。
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