アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
昼休み 1
-
時は流れて昼休み。
「…遼とご飯食べてくる。」
「おーう、さっさと行って来い。で、さっさと誤解解いてこい。」
「うん…!!!」
…と。
例年にないほど緊張した様子の楓さんを見送った俺は、俺と同じように、友達を見送った劉と一緒にご飯を食べることになった。
教室で食べようかと思っていたが、なかなか騒がしく、劉が静かな場所で話したいといったから、俺らはちょっとした穴場の中庭の隅っこへとやって来た。
「…黎。」
「んー?」
「朝の会話の続きなんだけど。楓は遼のことが好きなのか?」
「あー…、うん。ま、わかりやすいよなー…あいつ。でもって、遼もわかりやすいよな。」
「やっぱり?ばれてた感じか?」
「まぁな。」
そうなのである。
最近つるんでいて気が付いたことなのだが、遼の俺を見る目と楓を見る目が明らかに違うことに気付いた。
んでもって、俺にはちょっときつめの視線が送られてきていることにも気づいた。
---
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
51 / 71