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昼休み 3
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落ち着け…、とりあえず殺気をおさめないと…
「…どうして、黎が殺気出せるんだ?」
「…殺気ってなんだ?」
苦し紛れにとぼけてみる。
「…そっか、そこからだもんな…、気のせい…だよな…。ごめん、俺の勘違いだ。」
………。
よかった!!!!
こいつがちょっと抜けたやつでよかった俺安心した。
殺気の険悪なムードは気が付くとどこかに去っていた。
「黎、さっきは勘違いさせるようないい方して悪かった。気持ち悪いっていうのは…その…。」
うわ、こいつせっかく流れた話を元に戻すんだ…。
「実は俺もゲイ…なんだよな。それで、そゆのって、受け入れてくれるやつと受け入れてくれないやつがいるんだよな。だから、もし、あいつらが付き合って黎がその二人のことを気持ち悪いと思うなら、俺のことも気持ち悪いって思うようになるんだよねー…的なことを考えてて。俺なんかよくわかんないけど、黎には嫌われたくないし、気持ち悪いとも思われたくないなって思ったから。ちょっと遠まわしで聞いてみた。でもよかった!!!あの反応を見る限り、黎はゲイでも何でも受け入れてくれる人間だってことがわかった!!!!」
『…受け入れるも何も、俺もゲイだし。てか、劉もゲイだったんだな。』
なんてことを口にすることができるはずもなく、
「…わかってよかったな。俺もなんか急に切れてごめん。飯、食べようぜ。」
と、勝手に完結している劉のことは置いておくことにした。
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