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昼休み 5
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「で、花何か用でもあったんじゃないのか?」
「あぁ!!!そう!!あたしのバイト代は!?」
「え、今朝親父から楓の手にわたってたぞ?」
「はぁ!?あいつあたしに渡さないなんて言い度胸してるじゃない。いいわ。楓そんなことするんだ…。」
にやりと含み笑いをした花。
あいつはただ単に、渡すのを忘れていただけだと思うが、そんなフォローを入れる隙もなく、花は俺たちのと事から離れてどこかに行ってしまった。
どんまい、楓。
「…こわぁ…、俺のとこのレディース以上やわ…。今度スカウトでもしようかな…。」
「え、劉のところってレディースもいるのか?」
「あぁ。本体ではないけど傘下に入る。」
「なるほど。花をスカウトするのはやめといたほうがいいと思うぞ。あいつの親過保護だから、花が族に入るとか言ったら、花が監禁しかねないからな。あきらめてやってくれ。」
もちろんこんなことは口からでまかせだ。
ちなみに、花の両親は俺の組の幹部だ。
俺が喧嘩を習ったのもその人だったりする。
「そうかー。花ちゃんのためにも、スカウトやめるかー。あんないい人材めったにいないと思うのに!!!」
心底悔しそうな顔をしている劉。
こいつの眼は節穴じゃない気がした。
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