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【トド松×チョロ松】トド松side
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───暇ぁ?!!
家は留守。今は誰もいない。母さんも。父さんも。兄さん達も。皆留守って言うのは珍しい。意外と寂しい。
「何かやる事ないかなぁ」
そう言いながら部屋を見回す。
暇潰す事、何も無い──
友達との約束も珍しく今日は無いし、ジムの予定も無い。
「ただいま」
そんな事を思っていれば、チョロ松兄さんが部屋の麩を開け、帰ってきた。
「あっおかえり。どこ言ってたの?」
「にゃーちゃんの握手会」
暇すぎてそんな会話だけしか出来ない。
「ふ?ん。で、僕よりにゃーちゃんが好きなの?」
僕はわざと言ってみる。
「え?」
チョロ松兄さんは思いもしなかったであろう言葉に息を詰まらせる。
「あ、ああ。どっちも好きだよ」
違う。僕が言わせたいのはそう言う事じゃなくて。
「…れ、恋愛対象としては?」
言ってしまった。
僕はチョロ松兄さんが大好き。
この手で思い切り抱きしめたいと思っていた。
キスしたいって思っていた。
ヤリたいと思っていた。
僕をじっと戸惑った顔で、チョロ松兄さんは見つめる。少し顔を背けた。
「僕…チョロ松兄さんの事…っ」
緊張して、途中までしか言えない。言葉はもう喉まで来ているのに。
「すっ好き…」
途中、声が裏返る。何故か恥ずかしい。僕は我慢できなくて、チョロ松兄さんを抱きしめる。
「とっトド松…?」
ぎゅうっと抱きしめ続ける。
「分かった。僕も好き」
チョロ松兄さんはそう言ってくれている。でも何故か引っかかる。
本当に本命としてなの…?
僕は確かめたかった。ただ、それだけ。ただ、それだけなのに。僕は言ってしまう。
「セックスしよ…?」
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