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この漫画、本当に面白いなぁ。
真剣に雑誌を読んでいた時だった。
「っ?!なにっ?」
急にイヤフォンを外され振り向くと、そこには白石さんが立っていた。
「お待たせ、いい子で待ってたんだな。メシは食ってきた?」
「はい……」
小さく返事をしたオレに、白石さんはちょっと待ってろと言って缶コーヒー2つと煙草を買っていた。
「……さてと、ドライブにでも行くとするか」
そう言った白石さんの後を追って、コンビニの外へ出ると、春の夜風に吹かれたオレは少しだけ肌寒く感じた。
コンビニの駐車場に駐めてある、ブラックの車に近づいていく白石さん。
「乗って」
当たり前のように言われた言葉に、オレはびっくりしてしまう。
え………白石さんって車持ってるの?
運転できるの?
オレはドキドキしながら車に近づくと、少し迷って後部座席のドアに手を伸ばす。
「お前なぁ。前座れ、前」
オレを見ていた白石さんに笑いながらそう言われてしまい、オレは更にドキドキしなが助手席に乗った。
「あのっ、おじゃまします………」
車の中は、白石さんの甘い香りが漂っていた。
オレは何故か真っ赤になりながら、助手席に座ってシートベルトを締める。
「これ、お前はお子ちゃまだからカフェオレな」
白石さんはシートベルトを締めると、オレにホットのカフェオレを渡してくれた。
「あったかい、ありがとうございます」
「どういたしまして。んじゃ、とりあえず出発すんぞー」
白石さんはコンビニから車を出す。
オレはカフェオレを飲みながら、白石さんの方をチラっと覗き見る。
運転してる白石さんカッコいいなぁ。
ハンドル握る手も、スラッとしてて綺麗だなぁ。
そんな事を思っていたオレに。
「………お前、なんか聞きたい事あるか?」
白石さんは優しい声でそう言った。
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