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「着いたぞ」
周りをみると、住宅街の駐車場だった。
「俺ん家、前のマンションの5階だから、とりあえず車から降りろ」
白石さんにそう言われ、オレはびっくりして車から飛び降りる。
そんなオレを見て、白石さんは笑いながらスーパーの袋を持って家まで先に向かってしまう。オレは白石さんの後ろをちょこちょことついていった。
2人でエレベーターに乗って、5階まで向かう間。
オレは緊張で固まっていた。
白石さんの家はワンルームマンションの1番はじの家で。
「ここ、入っていいぜ?」
「………おじゃましますっ」
オレは緊張しながら、白石さんの家に一歩足を踏み入れる。
車より白石さんの甘い匂いが半端ないっ!!
なんかすごいドキドキするっ………。
オレ、どうしようっ?!
「突っ立ってねぇーで、中入ってくんねぇーか?」
「あっ、ごめんなさいっ」
中に入ると、白と黒でまとめられたシックな感じの部屋にソファーとベッドとテレビ、小さなテーブルにノートパソコンがあるくらいで、とても綺麗な部屋だった。
「狭い部屋でごめんなぁ、そこのソファーにでも適当に座ってて」
白石さんはそう言うと、テーブルにあるヘアゴムで髪を後ろで結び、腕まくりをしてキッチンに立つ。
結ぶきれてない襟足と少しの前髪。
なんか……すごいカッコいい。
オレは白石さんに見惚れていた。
「俺、メシまだだから適当に食っていいか?せっかく連れて来たのに、お前暇だな。悪りぃーけど、テレビでも観て適当に寛いでて」
「えっ?いや、暇じゃないです。白石さんがご飯作るとこ見てるんで」
オレがそう言うと白石さんは好きにしろって笑って、慣れた手つきで料理を進める。そして、あっという間にとっても美味しそうなカルボナーラを作ってしまった。
「白石さんって料理出来るんですね。部屋も綺麗だし、なんかすごく意外です」
「意外ってなんだよ。お前も食うか?」
白石さんの料理の味、気になるっ!!
「………食べていいの?」
「美味いかわかんねぇーけどな。ほら、口開けろ」
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