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4-1 (雪夜side)
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まさかアイツがあんな料理に興味があったとはな。
メシ食ってあんだけテンション上がるヤツ。
俺、初めて見たかも。
すげぇー幸せそうな顔してたな。
俺が料理出来るのは、高校の時バイトしてたカフェのマスターに教えてもらったからなんだけど。
でも、確かに今日のカルボナーラは美味かったな。
良い食材使ってれば、味はそれなりになると思うんだが。
幸せそうな顔をしていた星を見て、俺の頬も知らずに緩んでいた気がする。
料理人になりたいって、自分の夢ちゃんと持ってて。
恥ずかしそうに、でも真剣に話すアイツはすげぇー可愛いかった。
大きな瞳がキラキラしてて。
あの表情をこれからも見ていたい。
これからお互い時間がある時は、アイツ泊まらせてなんちゃって料理教室でもするか。
シャワーを浴びながら、そんな事を考える。
勝手に泊まりつって連れてきたが、アイツ意外に楽しそうだったな。車の中でもちゃんと話してくれたし。
聞いてやりゃ、ちゃんと話せるって事か。
俺が俺様とかなんとか言ってたな。
アイツから見て俺は俺様なのか?
免許も料理も部屋の綺麗さも意外とか。
アイツの中の俺のイメージどんなだよ。
光への気持ちは、きっと尊敬と憧れが拗れた様な感じだろうな。
弘樹ってヤツはただの幼馴染みか。
まぁ……弘樹ってヤツのおかげで、俺は今アイツと一緒にいれんだけど。
初めて俺、この家に人いれたな。
流れで連れてきたが、アイツがいるのは悪くないかもしれない。
真剣に悩んだり、笑ったり。
すぐ赤くなる顔も、長めの前髪も。
大きくて真っ黒な瞳も。
アイツの全てに魅了されてく……………。
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