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眠る星にもう1度そっと口付ける。
「っ……しらいし………さん?」
口付けた唇が俺の名を呼んだ。
「あ、悪りぃー。起きちまったか?」
「……ごめんなさい、オレ寝ちゃってて」
眠たそうな重い瞼を開けて、謝る星を軽く無視して。俺は星の耳に唇を寄せ、甘く囁く。
「今からする事に拒否権ねぇーから……」
拒否権はないと。
そう縛りつけて、俺だけのモノになればいいと。
一瞬、そんな事を思いそうになった自分の心に気づかないフリをして。
「…っ……はぁ?…しらいしさっ」
戸惑う星の唇を塞ぐ。
ゆっくりと舌を入れて味わえば、甘い声が洩れてきた。
「ぁ……んっ…はぁ」
俺のからのキスを抵抗する事もなく、受け入れていく星。より深く舌を絡ませてやると、星のカラダから、くたっと力が抜けていく。
「あっ……ン…んんっ」
そのまま星の耳に触れ、優しく撫でるように首筋へと俺の手が移動する。
ピクンと反応する小さなカラダ。
「…はぁ…しらっ…い……ゃ」
苦しそうにしている星から、唇をはなしてやると。
大きな瞳は潤んでいて真っ直ぐに俺を見つめていた。
「……さすがに苦しかったか?」
「……当たり前ですっ?!」
「でも……気持ちイイだろ?」
濡れた唇を親指で拭い、耳元でそう聞いてやる。潤みきった真っ黒な瞳で俺を睨みつつ、星の顔はみるみる赤くなっていった。
「っ?!!」
素直過ぎる反応。
誘うような甘い声と。
蕩けた瞳。
俺、本当にどうしちまったんだろうな。
目の前のコイツが、可愛くて仕方ねぇー。
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