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「星……いい子だったな」
白石さんはそう言うと、汚れたオレのモノを丁寧に拭き取ってくれた。
恥ずかしいのに、隠したいのに。
オレのカラダは思うように動いてくれなくて。
カラダに力が入らない。
シャツもズボンもパンツも全部、オレは中途半端に脱がされていたのに。白石さんの服はまったく乱れてなくて。
なんで白石さんこんな事したの。
でもオレ、嫌じゃなかったんだ。
気持ちよくて。
頭がふわふわして。
オレ、どうしたらいいんだろう。
白石さんはオレの乱れた服を直してくれて、煙草を咥えてオレの隣に腰を下ろす。
恥ずかしくて、どんな顔したらいいかわからなくて。
オレは黙って俯いてしまう。
部屋に漂う甘い煙草の香り。
「……星」
呼ばれた名前に反応したオレに、白石さんはブルーベリー味のキスをした。
「………んっ」
「お前、顔真っ赤」
「そりゃっ、こんな事……して……」
白石さんは優しく笑ってオレの頭を撫でてくれる。
「嫌なら殴って良かったのに。お前、どんどん力抜けて………とろとろですげぇー可愛いかった」
あんな風になってたのに、可愛いって。
「で、でもっ、オレ男ですよっ?!それに………こんな事白石さんにしてもらうのって………その……」
「………気にすんな。全部俺がしたくてやったんだ。それにお前に拒否権ねぇーしな」
したくてやったって………。
オレ自分でもこんな事したコトないんだけど。
「………白石さんって何者?」
「俺もよくわかんねぇー」
「何それ……」
あんなコトした、すぐ後なのに。
何故だかすごく可笑しくて。
オレは白石さんと笑い合っていた。
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