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6-1 (星side)
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んー、なんかよく寝たなぁ。
いつもと違うベッドでぐっすり眠ったオレは、ゴロゴロしながら昨日あった夜の出来事を思い出し、1人で赤面する。
オレあんな事されて………。
何で嫌じゃなかったんだろう?
気持ちよすぎて。
オレきっとおかしくなっちゃってたんだ。
白石さんは俺がしたくてやった事だから気にするなって言ってたし。
気にしない事にしよ。
うん。
…………………そうしよ。
ふとソファーの方を見ると白石さんは気持ち良さそうに眠っていた。白石さんって大人なイメージだけど、寝顔は結構幼くて可愛いかも。
オムレツ楽しみだなぁ。
そんな事を思いながら、オレはソファーで眠っている白石さんをじーっと眺めていた。
少しすると白石さんは眠そうに起きてスマホを確認し、チラリとオレの方を見た。アーモンド色の瞳と目が合ってしまう。
「お、おはようございますっ」
「はよ。お前起きてたの?」
ついさっき起きたばっかりだけど、オレはドキドキしているのを知られたくなくて、ベッドから降りると白石さんの足元ら辺に腰掛ける。
「白石さんが起きる少し前に起きたばかりです、それよりキッチン借りていいですか?」
「ん?あぁ、良いけど」
「白石さんはまだ眠そうなんで寝てていいですよ?オレ、オムレツの準備しとくんで」
白石さん眠そうだし、なんか恥ずかしいから料理作って待ってれば、白石さんに顔見られなくて済むし。
「お前どんだけオムレツ楽しみなんだよ。もう少ししたら俺も起きるから」
まだ寝ててくれるなら良かった。
オレはそう思いヘアピンで前髪を留めると、キッチンで作業を始めた。
冷蔵庫からスープとサラダに使えそうな食材を取り出し、作業を進めていく。
「うわぁっ、白石さん何してるんですかっ?」
オレは料理に集中するあまり白石さんがオレの後ろに立っていた事に全然気付いていなかった。白石さんは俺の頭の上に顎を乗せて聞いてくる。
「んー、お前何作ってんの?」
「あの、えっとオムレツ作るならモーニングらしくサラダとスープも欲しいかなって。食材勝手に使っちゃって、すみませんっ」
本当は恥ずかしいから、料理しとこうって思ったから作ってたんだけど。食材勝手に使うのはまずかったかな?そう思って謝ったけど。
「お前って本当いい子」
白石さんはふわりと笑ってオレの頭を撫でてくれた。
オレは恥ずかしくって、味の保証は出来ませんけどって言って俯いてしまう。
「オムレツ、作ってみるか?」
白石さんにそう言われて、オレはオムレツだーと嬉しくなった。冷蔵庫から卵を取り出し、準備を始める。
「先に俺が作るの見とけよ?俺が作ったやつはお前に、お前が作ったやつは俺が食うからなぁー」
そう言いながら白石さんはオレの中では難しいオムレツを、あっという間に作ってしまった。
「白石さんって本当すごいっ!!めっちゃ美味しそうっ」
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