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「うわぁー!!白石さんっ、すっごい美味しそうですっ!」
オレは興奮して、白石さんの肩をバシバシと叩いていた。
「いてぇーよ。いいから食ってみろ」
白石さんは優しく笑って、オレにフォークを渡してくれる。オレは幼稚園の頃のように、色んな事に感謝しながら丁寧に両手を合わせた。
「いただきますっ!」
どれも美味しそうで、何から食べようか迷ってしまったけど。オレが最初に食べたのはサーモンのカルパッチョ。
「白石さんっ、どうしよー美味しいっ!!」
「だからランの料理は、俺が作る料理より美味いって言ったろ?」
オレは白石さんの言葉にこくこくと頷いて。
サーモンのカルパッチョを食べたその後はパスタ、オムライス、ハンバーグと食べ進めていった。
1口食べては美味しいっと言って感激しているオレを、白石さんとランさんは優しく見守っていてくれて。
オムライスもハンバーグもパスタも全てが本当に美味しかった。全部がミニサイズで、でも1つ1つはしっかりと料理として完成されていて。
こんなに素敵な1皿に出逢ったのは初めてだっ!!
オレは感激して胸がいっぱいになった。
「ご馳走様でしたっ!!」
背一杯の感謝の気持ちを込めて、オレは両手を合わせる。
「ランさん、白石さん…………オレ幸せです。こんなに素敵な1皿をありがとうございましたっ!!」
オレは2人に深々とお辞儀をした。
「星ちゃん、頭を上げてちょうだい? 貴方に食べてもらって私も嬉しいわ」
「連れて来た甲斐があったな」
白石さんはそう言って、オレの頭を撫でてくれる。オレは何故だかとても嬉しくなって、白石さんを見つめるとにっこりと微笑んだ。
食事の後に、ランさんがコーヒーを淹れてくれて。
特別にお砂糖とミルクたっぷりよって、ランさんはオレに甘いカフェオレを用意してくれていた。
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