アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8-1 (星side)
-
白石さんと兄ちゃんと色々あってから、もうすぐ金曜日が過ぎようとしていた。
あの日。
いつもと違う兄ちゃんに襲われかけて、白石さんとの事を聞かれたオレは、知らない間に兄ちゃんではなく白石さんを選んでいた。
オレはずっと特別な意味で、兄ちゃんの事を好きなんだって思ってたけど。
兄ちゃんにオレの好きって気持ちは違うって、とても強引に教えられてしまった。
初めて知る兄ちゃんの本性は、白石さん以上に意地悪で強引で、優しさのカケラも無くて。
そこには、オレの好きな兄ちゃんは何処にもいなかった。
でも今、兄ちゃんはあの日の事が無かったかのように、いつも通り接してくれている。
白石さんはあの日以降、バイト続きで忙しいのに毎朝必ず連絡をくれて。
兄ちゃんも白石さんも。
オレの事、すごく大事にしてくれる。
なんかオレ、こんな幸せでいいのかなぁ。
あ。
明日は白石さんと約束したナポリタンを作ってもらう、お泊まりの日だっ!!
楽しみだなぁ。
お泊まりって事は白石さんと、その………そういうコトも………するのかな?
白石さんは女の人といっぱい経験があるって兄ちゃんが言ってたけど…………。
白石さんとのキスってブルーベリーの甘いキスで。
オレ白石さんにキスされると、すぐ力抜けちゃって。
気持ちよくなっちゃうんだよね。
でも、そんな白石さんとのキスが好きだったり……。
ん?
好き?
え?
オレって白石さんのキスが好きなの?
いやいや、待って。
そうじゃなくて。
オレは白石さんが好き………。
オレはここが教室なのを忘れ、白石さんの事を考えるあまり、顔がどんどん赤くなっていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
91 / 917