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はぁー。
学校から帰宅したオレは、ベッドに転がりため息をついた。
今日は色々と大変な日だったなぁ……。
でも弘樹のおかげで助かった。
パニック状態のオレをみつけてくれて、白石さんに連絡まで入れてくれたんだもんね。
帰り道、弘樹になんで白石さんの番号知ってるのって聞いたら、この間ショップに行った時、白石さんにオレを守ってやれって言われたから、連絡先知ってんのって少し照れながら話してくれた。
2人で何を話したか、詳しい内容は教えてくれなかったけど。
でも、弘樹が同じ高校にいてくれて本当に良かったなぁ。
西野君とも普通に話せるようになれたし、西野君も違う学科の人と友達になれて嬉しいって言ってくれて。結局、昼休み終わるまで弘樹と西野君楽しそうに話てたし………。
先生に髪切るように言われなければ、実習もすごい面白かったしいい1日だったのに。
横島先生だっけ?
あの先生すごく怖かった……。
西野君は結構好きみたいだったけど、オレはあの先生苦手だなぁ。
なんか雰囲気が冷めてる感じ。
でも調理学科の先生なんだよね……。
あぁー。
………宿題しなきゃ。
週末は白石さん家でお泊まりだから、今のうちにやっとかないと。
そう思うものの、1度ベッドに転がってしまうとなかなか起き上がれない。制服も脱がなきゃいけないのに。重たい体をなんとか起こして、着替えを済ませて机に向かう。
宿題をしながも、頭に浮かんでくるは白石さんの事ばかりで。
白石さんの声、学校で聞けるなんて思ってなかったからすっごく嬉しかったなー。
好きだって言ってくれて………。
今頃、大学で勉強してるのかなぁ?
白石さんが勉強してる姿って………全然、想像できないけど。頬杖ついて気怠そうにペンでも回してそうな感じ。
授業中の白石さんって、あからさまに面倒くさいオーラが出てそうだなぁ……ふふ……なんなら居眠りしてたりして……。
1度見てみたいかも。
でもきっと。ちゃんと授業聞かなくても、勉強出来ちゃったりするんだろうなぁ。
白石さんって、以外に自分1人でなんでも出来ちゃうしっかり者だしね。
白石さん……。
早く、会いたい。
そう思ったオレは、さっさと宿題を終わらせて、泊まりの準備を始めた。
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