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2人でシャワーを浴び終えた後。
俺は星が好きな甘ったるいカフェオレを淹れてやって、2人並んでソファーに座った。
「オレね、白石さんが淹れてくれるカフェオレが1番好きなんです」
「そんな甘ったるいのよく飲めるな、俺はブラックじゃねぇーとイヤだ」
甘い飲み物は飲んだ気がしねぇーからな。
「白石さんって、みるからに甘いの好きじゃなさそうですもんね。あ、でも甘いの苦手なのになんで家にココアはあるんですか?」
「ココアはたまに飲みたくなんだよ。だからスティックのやつは買っておいてあんの」
「白石さんがココアって、なんか可愛いですね〜」
ココアが可愛い……意味わかんねぇー。
俺の隣で美味そうにカフェオレを飲みながら、星はステラを抱いてふふっと嬉しそうに笑っている…………かと思ったら。
急に真っ赤になってヘラヘラと笑いだした。
「星、お前大丈夫か?」
俺は煙草を咥えて火を点ける。
「……あの……さっきね……すっごく恥ずかしい事してたんだなぁって……苦しかったんですけど……白石さん、とっても気持ち良さそうな顔してて……オレがこんな顔させてるんだなぁって思ったら嬉しくて………思い出したら幸せだなぁって思って………」
ふにゃーと笑って俺を見つめる星。
あー、もう。
恥ずかしがり屋のクセして。
こういう時はすげぇー素直なんだから。
あんな行為、嫌がるヤツの方が多いのに。
幸せって………。
「イヤじゃねぇーの?苦しかっただろ?」
「……苦しいけどぉ、幸せでしたぁー。オレ、こんな事出来ちゃうんだぁーって、ちょっと大人になった気分ですよぉ?」
この感じは……。
もうすぐお眠のサインだな。
ふわふわと笑う星を、ステラごとぎゅっと抱き締めてやる。ふわりと香る、俺と同じボディーソープの香りが鼻を掠めた。
煙草の煙を吐く俺に星はにっこり笑うと、白石さん大好きぃーと言いながら俺の膝に頭を乗せて、こてんと眠りについてしまった。
……星くん、ここソファー。
まぁ、ベッドすぐそこだから別に良いんだけど。せめて煙草吸い終わるまで、待っててほしかったな………なーんて。
俺はゆっくり煙草を吸い終えると、星の艶やかな髪を撫でて、ベッドへと移動させてやる。
すげぇー幸せそうな顔しちゃって。
本当、可愛いヤツ……。
星と一緒にいれる事に幸せを感じながら、部屋の電気を消すと、眠る星を抱き締めて俺もゆっくりと目を閉じた。
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