アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ブロマイド
-
俺はどうなってしまうのか…!?
誰か、遊馬をとめてくださーい。このままだと、人一人をやりそうです。
「あっれー?修羅場ー?面白そうなことしてるよねー」
扉からピョコッと顔を出したのは、昨日にもあった水川だった。
今なら、水川が天使に見える。
「あ、あああ!水川くん!今すぐ助けてくださいませ…!!!」
成海は、半泣きの状態で水川に土下座をして助けを求めた。
が、中身は真っ黒の水川のことだ。
果たして、助けてくれるのだろうか、…
「え。この状況をとめろっていうの?無理だよ。…方法がないわけでもないけど、僕が怒られちゃうよ」
水川の登場により、遊馬は更にイライラしているようだ。
「何でもいいけど一発殴らせてくんね?なんか、イライラしちゃってさー(^▽^)」
こわいよー。顔文字と言葉があってない。
成海は、覚悟を決めたのかほぼ気絶状態だ。
そこでようやく水川は、口を開いた。
「……ブロマイド」
ブロマイド???
その言葉になぜか遊馬の力が少し緩む。
「小山君のブロマイド、1セットで15枚入りのを2セット渡す。…それでどう?」
『はっ?』
いやいや、まてまて。いつのまにそんなものが…!!
しかし、俺の反応とは裏腹に遊馬は、目を輝かせて水川に言った。
「オッケー!交渉成立だな!(*'‐'*)」
…いや、なんの?
この空間で俺の質問に答えてくれる奴はいなかった。…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 46