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「そんなもんここでかかせろよ。あんたが連れていく理由はない。」
「ツ-ンッ……」
「生徒会室で、喧嘩しないでよぉー紅茶がまずくなっちゃう…」
またもや口を挟んでくる副会長に、見向きもしない風紀委員長。
困ったような顔をして紅茶を飲む会計。
そんなピリピリした空気を悟ってか、会長さんが言う。
「悪いが、風紀委員長についていってくれるか?明日、新入生歓迎会の説明をする。」
『……わかりました』
会長がそういうので、俺は蒼と風紀委員長の元へといった。
すると過保護な幼なじみこと遊馬も、もれなく立ち上がりこちらに向かってくる。
「風紀委員長さん!俺もいっていいですか!?…翔が心配なので(^-^)」
お前は、俺の親か。
呆れたような顔をする俺の横で、風紀委員長さんは頷いた。
「ええ、別に構いませんよ。…では、行きましょうか。」
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翔達が去ったあとの生徒会室…
「お前…毎回樋野につっかかるな。」
呆れたように副会長に言葉をかける会長。
「チッ…だいたい澄ました顔がムカつく。あの目とかもな、」
「そこの部分を取ってしまったら、風紀委員長の良さがなくなりますよ?…ほら、親衛隊のなかでも、踏まれたいっていうかたいるでしょう?」
「風紀委員長の親衛隊は、アブノーマルなやつらの塊だもんねー(^-^)」
「そうだよな、だいたい…etc」
「はぁ……勘弁してくれ」
次々と風紀委員長の悪口なのかわからない発言がでてくるなか、会長だけがため息を零した。
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