アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
出席取ります、
-
『……出席、とらないんですか』
小山の透き通った声が響くと、沢原は顔を赤くし、出席を取りはじめた。
「あ、ああ…。1番、阿部遊馬。」
「はいはーい、オレです!よろしくな?」
顔の整っている爽やか君こと、阿部が笑えば周りは黄色い声で、ざわめいた。
もちろん、女子などいないのだが……
「…7番、小山翔。」
『……どうも。』
バキッ、ドガッ…
出席を取っている最中、扉がガラッとあいた。
非、破られた。←…
「…お前、入学そうそう遅刻とはいい度胸だな。」
入ってきた、赤髪の少年に沢原はいった。
しかし、聞こえていたのかあるいは聞いていなかったのか、無視してズカズカと教室に少年は入ってくる。
「確か、熊野蒼(くまのあおい)だな。…後で、風紀室に来い。話がある。」
すると、チッっと言う声が聞こえ次の瞬間小山の横の席がなくなった。
…正確に言うなら、机ごと割れた。
「うっせーンだよ、…使えなくすんぞ。」
「ほう、やれるものならやってみろ。…悪いが、お前のよりかは使い込んでいる」
え、何を!?なんて、誰も言うことはなかった…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 46