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さ、最っ悪や………!!!
俺アホか?
アホなんか?
「あの…本当に、あの…申し訳ございません」
「おー何や何や、改まって」
「言葉では伝え切れない程の罪悪感に押し潰されてます…」
自分が恥ずかしくなり下を向いて彼の顔を見る事が出来ない
それを察してくれたのか頭を軽く撫でてくれて
もう気にするな、と言わんばかりの空気が流れた
「酔うてたんやからしゃあないやろ、とりあえずシャワー浴びる?」
「……いや、これ以上ご迷惑をお掛けすることは出来ないです…このまま帰ります、すみません…」
「夕成くん」
「はい……?」
「朝メシ食ってから帰りよ、せっかく用意したんやし」
ほら、と差し出されたお箸を貰い、夕成用に用意されたであろう席に着いて目の前に並べられた朝食を目の前にお腹が鳴った
「腹鳴ってるやん、遠慮せんでええから」
「うっ……い、いただきます!」
「はい、召し上がれ」
彼が作ったとは思えないくらいの出来栄えで
人を見かけで判断するな、と教えられてきたけど
やっぱりどこか判断してしまう事があって、今まさにそうだ。
「うま…うまい……」
「そら良かった、お口に合ったみたいで」
「稑、さん…ってモテるでしょ」
「なんで?」
「だって、カッコいいし…料理上手いし、面倒見良いし」
「はは…買い被り過ぎ、モテへんでー」
「えー、そうですか?めっちゃモテそうやのに」
笑いながら煙草を手にして火を付ける姿でさえ格好良く見えて思わず見惚れてしまった
「……なんや?はよ食い」
「あっ…はい、すみません」
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