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「とりあえず、セフレをど直球で聞くのはどうかと思うぞ」
「…ですよね」
「あと告る流れじゃなかったよな」
「…ごもっとも」
先輩から指摘されること全てがその通りで
戻れるならばやり直したい
ちゃんと気持ちを込めて伝えたかった
もう叶わぬ夢だ
辛い
「そんな気を落とすことないだろ、いつものお前ならどんなに打ちのめされても平気でまた挑むのに」
「今回、俺、本気でした…」
「本気だからこそ諦めたらダメだろ」
「そうなんですけど…そうなんですけどぉ…」
先輩の言うことはもちろん分かる
ただあのフラれ方でもう一度告白するなんて
到底無理な話で
「先輩はどうなんですか、上手くいってんすか」
「…俺の話はいいだろ」
「?」
少しの間が気になりチラッと先輩を見ると
頬が赤く染まって何か言いづらそうにしている
「俺のことは気にせんでええっす、惚気話聞かせてください」
「ばか、そんなもんない」
「顔に書いてます、なんかあったでしょ」
「……」
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