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6ー2
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隗:「ふーん。つまり、セイカは可愛いとかそいゆう言葉よりも『儚い』と感じさせる青年だった訳か…」
アルストム:「そうだ。人間に、しかも子供に…教えられるとは思ってもみなかった。誇り高い上に自尊心も高い。弱い部分など決して見せず、己を貫き通し、人間の過ちや、黒い感情を好物として扱う嗜好の魔族。俺もその内の一人だ。間違いなく、魔族の端くれであり、今言った物が嗜好の一つとして含まれているのは確か。だが、セイカは『天使に見えた』と言った。俺から生えている羽根を見て天使じゃないのは一目瞭然なのに…断として『天使』って言ったのさ…」
隗:「その儚い青年の願いを叶えなかった最低男…」
アルストム:「変な事言うな。俺に抱かれて後悔するよりは…って思ったからこそ抱かなかったんだ!」
隗:「けど、メイカは抱いてみたいと思った訳だよね?」
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