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私も感謝しているんですよ?
貴方を愛する事が出来た。
アナタに愛を教えられた。
それは…。
夢のようで。
消えていきそうで、恐かった。
けれど、息子を初めて抱いた時、一瞬にして不安が消えていった。
鳴呼、この子は私と貴方を繋げる唯一の存在なんだと思いました。
「私も有難う御座います…」
「ん?」
「ゼウダーが居たからハヅキは独りにならないで済んだのです。立派に育ててくれました…」
そう、ゼウダーが居てくれたから…。
ハヅキは此処で立ってられるのです。
「ー…我から愛しい息子へ…」
咲いている白薔薇を手で仰げば、白い花弁が宙へ舞う。
「…プレゼント」
すると、目映い光に包まれ、宙に舞っていた花弁が消えた。
「おめでとう、ハヅキ…」
私からもプレゼントを届けましたよ。
八月の葉夢という…。
ー…プレゼントを。
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