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日曜の夜は冷たい (黒研)
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もぞりと隣で動く気配がした。
ふぁ、とあくびを一つしてそのまま布団から出る影を、二つの黄色い目が追う。
ゆっくりとした動きでそのままドアへと行き、部屋を出ていってしまった。
それを見て追う様に、もう一つの影も続いて部屋を後にしたのだった。
「…お、なんだ、起こしちゃったか」
悪いなぁと頭を撫でられながら、研磨はじっと黒尾を見上げていた。
「喉乾いてさ。お前も飲む?」
揺れた白い液体が、有無をいう前に目の前に出される。
ちびちびと少量づつ飲んで見せると、黒い瞳が嬉しそうに細められた。
「それ飲んだら寝ような。明日も早いし」
朝練あるしなぁと頭をかく彼に、飲むのを止める。
まだもう少しこうしていたいという思いで。
しかし、それを見た彼はこちらの思いを感じ取ってくれはしなかった。
もういいのか?と取り上げられた牛乳に、名残惜しさは無くても寂しさを感じてしまう。
するりと持ち上げられた体に、逆らう事はせず、温かな体温に身を任せることにした。
「おやすみ研磨。また明日、帰ってきたら遊ぼうな」
再び布団の中に戻り、身を丸くする山吹と黒のまだら模様の頭を撫でられた研磨は、小さくにゃあと答えて瞳を閉じたのだった。
end
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リアル猫の研磨と黒尾さんのお話でしたw
猫耳プレイとかではない、断じて無い←←
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