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エラ呼吸 (黒研) «夜をあげるのクロ視点»
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("夜をあげる"のクロ視点で続きです)
今日、研磨の様子が変だったのは気付いてた。
だけど、まさかその原因があんな理由だったなんて誰が予想できる?
「今日、うち、親いないんだ」
潤んだ瞳、ピンク色の頬、濡れた唇、そして誘い文句。
あれ?研磨ってこんな色気あったっけ?
「だから、今日…シよ…?」
プツンと、理性の糸が切れた音がハッキリ聞こえた。
何か言ったら台無しになる気がして、俺は研磨の手を掴んで足早に向かった。
研磨の手はいつもよりずっと熱を持っていて、なんだか少し、嬉しかった。
家の入口まで来て、研磨が鍵を開けようとしてる。
その手が小さく震えてるのを見て、どうしようもなく抱きしめたくなった。
鍵が開いて、暗い玄関に二人で入る。
バタンとドアが締まるのと同時にその小さな体を抱き寄せてキスをした。
がっつく様な余裕のないキス。
何度も何度も、唇が重なる度に理性が壊れていく。
息をするのももどかしい、ずっと、貪っていたい。
エラ呼吸でも出来れば、この柔らかい唇を離さないでいられんのかなとか、くだらない考えがよぎる。
「ん、クロ、苦し」
「わる、い。俺、余裕ないかも…」
いつもより熱っぽく見上げる猫の目が瞼に半分隠れて、口のはしがゆっくり持ち上がる。
首に回る腕と共に、耳に近づいた唇が囁く。
これ以上、俺を煽らないでくれ。
end
──────────
研磨の誘惑が止まらない!w
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