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好きが止まりません!9にしおりをはさみました!
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好きが止まりません!9
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シャワーを浴び、平常心を取り戻す西島。
碧が眠ってくれて良かった。
襲うからじゃなく、泊める口実になったから。
帰したくないな。なんてチラリと考えたのだ。
でも、どう切り出して良いか分からずに居たら、碧が眠ってしまった。
まあ、碧は狸寝入りだとは西島は知らない。
パジャマとか、買ってた方がいいかな?
あんな風に寝てしまったら着替えとかね。
歯ブラシも客用じゃなく、ちゃんとしたやつが‥‥‥‥‥‥
って!俺は何を考えているんだあああぁぁぁ!
ずっと、そ、それもいいけどさ‥‥‥
やましくないからなあ!
心で絶叫してシャワーを修行僧のように浴びる西島であった。
◆◆◆◆◆
シーツの中で諭吉と戯れていた碧だが、諭吉がシーツから外へと出てしまい、
「諭吉」
と、シーツから自分も顔を出す。
バッチリと西島と目が合った。
‥‥‥‥‥!!
部長、‥‥‥やばい、部長に狸寝入りバレちゃう!
嘘ついてしまった罪悪感が心にポコンと浮き上がり、ドキドキする碧。
「良かった、起きたんだ」
西島の言葉に碧は更にドキドキが増す。
起きて良かったって言うのは帰せるからかな?
やっぱり泊まるのは図々しいのかな?
碧は一気にションボリとなる。
「風呂に」
えっ?いま、なんて?お風呂?
西島が次に放った言葉は風呂。
良く見たら西島は風呂上がりのようで、髪が濡れていた。
「また、俺の、あっ、私の下着で悪いな。新しいのだからさ着替え置いているから入って来なさい。朝から入るよりいいだろ?」
どうやら西島は自分をお風呂に入れたいのかな?と、理解し、西島をじっと、見つめる。
泊まっていいんですか?
着替え貸してくれるって事はそうですよね?
「お風呂‥‥‥」
「そう、風呂‥」
風呂と言ったまま、西島を見つめる碧。
ど、どうした佐藤?
なんで、じっと、俺を見ているんだ?
‥‥‥‥‥‥しばし考えて、思い出す。
一緒にお風呂に入る約束をした事を!
ああぁぁ!そうだった!
風呂に入る約束をしていたんだ!
先に入ってしまった!
嘘つきと思っているのか佐藤‥‥‥‥
勘違いな思いをくみ取った西島も碧を見つめる。
「あ、あの、お風呂入ってきます!」
碧はベッドから起き上がると西島の横を通り抜けた。
さ、佐藤‥‥‥元気無かったよな?
お、怒っているのか?
約束をしたもんな?
もう一回入ってもいいかな?
うーん‥‥‥‥‥‥‥
よし!そうしよう!
決心を固め西島は風呂場へと向かう。
◆◆◆◆◆◆
良かった。泊まっていいんだ!
碧は嬉しくって、鼻歌を歌い出す勢いで風呂場にいた。
シャワーで身体を流していると、人の気配。
「佐藤」
すりガラスの向こうに西島の姿。
「部長?」
どうしたんだろう?あ、タオルとかかな?
なんて軽く考えていると、
「一緒に風呂入ろう。ごめんな、約束をしていたのに先に入ってさ‥‥‥」
と言われた。
えええぇぇぇ!
一気に心拍数が上がる碧。
部長とお風呂おおぉぉぉーっ!
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