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18歳以上ですか?
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「今日一日お疲れ様。」
「「「社長、お疲れ様です。」」」
午後5時。
一般的な退勤時間。
まぁ、ちゃんと退勤できる会社は殆ど無いだろう。
残業が当たり前なのが日本企業、それが現実。
俺が立ち上げたこの会社はいわゆる探偵知事務所的な会社。
探偵事務所って聞くとあまり馴染みのない言葉で、ピンとこない人が多いと思う。
でも、俺の部下は優秀な人材が揃っていて基本どんな依頼であってもすぐ解決してしまう。
優秀すぎて設立以来未だにずっと右肩上がりの業績、本当にありがたい。
「お前らは相変わらず定時までに絶対仕事終わらせるのな笑。」
「当たり前じゃないですか!僕このあとご飯の約束あるんですから!」
そう言う彼は
溝口 桜真(ミゾグチサクマ)。潜入、変装が得意な奴だ。
「桜真、お食事のお相手は確か男性じゃなかった?なんでほっぺたが緩んでるんだ?」
「社長ぉ〜忘れたんですか?
もちろん!多少の好意があるからに決まってるじゃないですか!!」
俺としたことが…
こいつはどっちでもイケるバイだったこと忘れてた。
「まーた男?桜真もうバイじゃなくてホモだろ……。」
そう呆れてるのは
植山 四季(ウエヤマ シキ)情報収集の天才だ。
「しっきー!あくまで僕はバイですから!!!」
「はぁ……ご勝手にどーぞ。」
「四季くんが呆れるなんてよっぽどよ笑。桜真もうちょい自重してちょーだい笑笑」
そういう彼女は
霧島 麗(キリシマ レイ)心理学のスペシャリストだ。
「まぁまぁ笑。ほら、せっかく定時に上がれたのに揉めないの。さ、帰った帰った笑」
「それもそーですよ!帰りましょ!お先に失礼します!お疲れ様でした!!!」
「私も夕飯の支度をしなきゃだわ。それじゃお先にお疲れ様でした。」
「俺もお先です。お疲れ様でした。」
「お疲れ様。みんな気をつけて帰ってね」
と、この3人がまだまだ未熟な俺の会社で文句一つ吐かず働いてくれている。
本当に本当に感謝してもしきれない。
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