アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「妹!!両手に妹おお…!」
「リュウなんかキモイー」
「ああん?何か言ったか」
大人組御一行もやって来て、一気に賑やかになる。
兄貴が俺と愁の格好を見て、目を輝かせ抱きしめられてるのが今の状況。
「嗚呼…可愛い…。メールで彗と親父に自慢しよ。スグル、写真撮ってくんね?」
「…はいはい」
ーカシャー
カメラを立ち上げた携帯を優さんに渡して、俺と愁を抱き寄せた写真を撮ってもらうと、それを宣言通り兄さんと父さんにメールで送る。
件名が『仕事ザマァwwwwww』だったのは見なかったことにする。
「ていうか、零ちゃんも来てたんだね」
「魔咲口説くために決まってるでしょ」
「結果は?」
「空振り」
「ぶっ、だっせー!」
桂木さんが愁を口説く…?多分一緒に回ろうと誘ったこと?を断られたことを言うと、吏さんが腹を抱えてゲラゲラと桂木さんを嘲笑した。
「愁ちゃんなんで零振ったの?」
「え、ただセクハラうざいからですけど…」
「だって零ちゃん、ドンマ…っぶは…っ」
「…あー、今すっげぇ吏さん殴ってやりてぇ」
桂木さんがぎり、と拳を握りしめる。吏さん逃げて。
「手ェ出すお前が悪い。何でお前はすぐ手を出すんだ」
「俺は口よりも先に手が出るんだよ」
「堂々と言うな、そして直そうとしろ…」
「そいつは無理な話だ」
「もう嫌だこの従弟…」
はあ、と幸仁さんが桂木さんに呆れた様子で頭を抱えながらため息をつく。
パパも桂木さんにはお手上げなようだ。
「愁、回ってやれよ」
「えー…俺の貞操の危機なんで…」
「じゃあ手出されなかったら良いわけだ」
「…まあ、そうですね…。別に俺ゼロちゃんのこと嫌いって訳じゃないし」
「…だとよ零クン」
「止めてください…」
兄貴がバシ、と桂木さんの尻を叩くと桂木さんが物凄く嫌そうな顔をしてその手を振り払う。
自分がするのは良くてもされるのは嫌なのか…。
「手を出さなかったら愁回ってくれるらしいぜ?この格好のまま」
「っは?流星さん?!俺そんなことまで言ってな…」
「良いですね。その話乗った」
「俺の話聞けよ…」
兄貴と桂木さんの間で勝手に決められいき、服装も決められてしまった愁に心の中で大変だな、お前と苦笑した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
342 / 1113