アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
翌日は察しての通り、腰が死んでバイトが1つしか入れてなかったとは言ってもいつもの労働とそう変わらない…否、それ以上の疲労感があった。暫く零とはヤらねぇ。
日曜には大分回復して、月曜にはなんとか痛みが引いた。
今日も痛かったら例え週の初めであろうと俺は学校を休んでた。
昨日バイトが終わったのは26時。日を越してから。これを昨日って言うのかは微妙だけど。
そっから風呂入ったり、修学旅行で使った荷物整理の続きをしたりで寝たのは4時。どうせ朝のS.H.R.なんて聞いても聞かなくても同じだと思って、1時間目の途中で教室に入れば良いやなんて軽い気持ちで遅めの8時半に起きて堂々の遅刻。
でもまだ眠たい。今日はずっと学校で寝とく。例え今日椿の授業が入ってて、椿が「俺が上に言われんのが怠いから起きとけ」と言おうが俺は寝る。
通勤時間からも登校時間からも外れた時間帯は大通りとは言え車が通ってる以外には通行者がいない通学路をのんびりと歩き、学校の門を潜った。
教室に入ったら、まぁその計算で登校したんだけど授業中。俺がドアを開けたら皆こっちを見たけど誰も何も言わない。俺が遅刻するの何てしょっちゅうだし、教師の方は俺に何か言うの何て椿位。うざくない限り何もする気はないけど噂の一人歩きと言うか。
自分の何も中に詰まってない机の元へ行き、椅子に座る。
最初は寝ずに周りを見ていたら、斜め前の方でうとうとしている昴流が見えた。今は英語の時間だから暇なんだろうか。かくんかくんして可愛い。首には修学旅行時にはなかったキスマークが大量にあった。こりゃあ休みの日ずっと椿に抱かれてたのかなぁ…。
昴流を見てたら俺も眠たくなってきて、つられて瞼が重たくなっていく。軽く欠伸をして睡魔に大人しく従って寝ることにした。
次に起きたのは3時間目の終盤。2時間近く寝たから頭も少しだけすっきり。昼の授業が暇じゃない限り多分昼以降は起きてる。
「るーうちゃん。おはよ」
「ふぁぅ…?!!」
3時間目が終わって昼休憩になってもあれから結局寝てしまったらしい昴流は起きなくて、昴流の背後に回って抱き着いて起こす。
驚いてビクリと体を震わした昴流から匂ういつもとは違う匂い。確か、椿がこんな匂いをしてた気がするから昨日は椿の家に泊まって一度家に帰ってから学校に来たって所だろう。
「ルウちゃん一昨日と昨日はお楽しみだったの?」
「ふぇ…?あ…う…」
トントンってキスマークに触れながら起きた昴流にそう聞いたら、俺が聞いた意味を察したのかぼひゅんって顔が赤くなる。椿と付き合う前なんか自分のことも他人事って感じでこんなこと聞いても表情1つ崩さなかった昴流がこんなに感情が豊かになってくれたのは良い変化。ここだけは椿に感謝…かなぁ。したくねぇけど。
「…愁は」
「ん?」
「…桂木さんに、渡せたのお土産」
顔を真っ赤にした昴流がそんなことを聞いてきた。こんなこと昴流に効かれるとは思ってなかった。頬膨らましてちょっとむっすりしてるから恥ずかしいこと聞かれた仕返し…かなこれは。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
700 / 1113