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そして、当日。
場所は優さんの店でやることになり、その日の夜俺達は集まった。
…と、言っても貸しきりというわけでなくちゃんと店は開いているわけで俺達以外にも人は居る。…まあ、今日が休日でクリスマスイブってこともあり人はいつもよりは少なめだ。
「すーケーキまだ?」
「あー、もうすぐ焼けるんでもうちょい待ってて下さい」
俺は優さんの手伝いをしたりたまに皆のところにいったりしながらカウンターでレシピを見ながらクリスマスと言えば、のケーキをつくっていた。
ケーキは店で買った方が良いと思うが、この大人数となると予約しか方法がなかったのだが、その予約が間に合わなかったから仕方ない。
客からの注文は今はないし、焼けるまでまだ時間があるので皆のところに戻る。机には早くも大人組が飲んだ酒が入っていたグラスが大量に置かれていた。
「ペース早くないですか…」
「普通やってー、すーも飲む?」
「っふ…、良いですし、腰撫でないで下さい…」
普通と言っているが俺にセクハラするくらいには酔っ払っているじゃないか、潰れるのも時間の問題な気がする。
「っうわ…っ?!」
「あーやーさーとーさーん?昴流から手離してもらえます?」
「嫉妬?嫌やなあ、ただのスキンシップやん」
「スキンシップも止めてください」
「おーおー…すーの王子様は怖いなあ」
要さんに敵意むき出しといった感じで俺を要さんから引き剥がす涼。
要さんは涼にケラケラと笑いながら「堪忍堪忍」と両手を挙げた。
「…本当に…、次はないですよ」
「っひゃ…?!」
人目なんて気にせず…いや、寧ろ要さんに見せつけるように俺の首筋に吸い付き、舌を這わせた。涼も涼で既に酔っている。…いや、これは通常運転か?分からん。
「セクハラ教師、お前こそ堂々とルウちゃんにセクハラしないでもらえます?」
「俺のは予防だから。…何?ヤキモチ?俺のルウちゃんが取られちゃう?」
「いや、妬いてんのはお前だろ」
「さあー、俺ちょっと良く分かんなーい」
「…お前らは…」
何でこんなときまで火花を散らしてんだ。落ち着けよ。涼も挑発すんな。
「…魔咲と椿先生って仲良いよな。喧嘩するほど仲が良いってやつ?」
2人のやり取りを眺めていた吉柳がそう呟くと2人がギッ、と吉柳を睨んだ。
「はあ?誰がこんなやつと」
「吉柳お前化学減点な」
「はっ?!!ちょ、それは駄目でしょ?!俺化学色々とギリギリなんですよ!?」
「知ってる」
「酷い?!!」
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