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伊織はこの子を1通り手当すると、ふと一息ついた。
「傷の数が尋常じゃない。打撲痕、切り傷、煙草の跡、……聞いて後悔しないか?……。」
言葉を濁しながら聞いてきた。
「あぁ。」
1度助けたいと思ったんだ。
どんな事でも知りたい。
「……精液が体中に付着していた。」
「っ……。」
想像はしていた。
それでも、言葉にされるとなんとも言えない気持ちになる。
「それと左手首、特に切り傷が目立つ。自傷癖があるね。」
目の前のこの小さな体でどれだけの事を抱えてきたのだろうか。
体を触ると凄く熱い。熱があるのだろう。
でも、この熱さがこの子が生きているという証なんだ。
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