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昼ご飯どうしようとか考えているうちに眠りの世界へと旅立っていた。
昼になって遙眞が来る。
分かっていたこと。
何も言わずに上がってきて、いや、何かしら声掛けられたのかもしれないけど、きいっと自分の部屋のドアを開けられた音で目が覚めた。
ぱちりと目を瞬かせて遙眞を見れば「調子はどうだ??」とか問いかける。
良くもなければ悪くもない
「別に……」
「別に、って昨日はしおらしがったくせに。」
ベッドの横に備え付けられたサイドボードに中身の入ったコンビニの袋を置けば俺の額に手をやる。
しおらしかったのはお前もじゃないか、
どうしてこうも簡単に普通にに戻れるんだ、
「珍しいな、反抗しないとか。熱はないみたいだけど、体調悪い??」
「いや、ほんと、今日は大丈夫。」
心配そうに見つめる遙眞の手を跳ね除けてそう返す。
良くも悪くもないはイコール普通。
体調は悪くないと等しい。
「そうか…で、何か食べれる??無理に、とは言わないけど。」
サイドボードに置いた袋から飲むタイプのゼリーや普通に食べるゼリーを取り出して述べる。
あぁ、そうか、変わらないことで"いつも"を取り戻そうとしているのか。
そうだよな、何も変わってないんだから、それが一番だよな。
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