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傍観...2
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「わかった。」
凪斗?!!!
「イイコじゃないかぁー」
「取引だ。
俺は、お望み通りここで死んでやる。
代わりに、お前らは裕翔に近づくな。
今後一切。だ。
契約書がある。
それに、サインしてコピーさせろ。」
「わかったー。いいよぉ。書いたげるよ。」
「じゃあ、この紙に「なぁーんてねっ」」
センパイがそんなこと言うはずがない。
そんなこと、オレはわかってたんだ。
その後は、
センパイが凪斗を回りの奴等に抑えさせ
凪斗にナイフを握らせて
首の動脈を切った。
小さな、傷だった。
吹き出た血がセンパイに降り注いで
まるで、夕日をまとっているかのようだった。
その後警察が来て、センパイ達は捕まり
凪斗は病院に搬送されたが
勿論助かることはなかった。
オレは、見ていることしかできなかったのに
もっと責めて欲しかったのに
警察はオレには何も聞かずに
優しく毛布を被せてホットミルクをくれた。
ずっと、目を見開いたまま
動かない俺を見て
余程の傷があるのかと思ったのか
オレは、数ヶ月間
女性の優しいカウンセラーさんが
ずっとつきっきりだった。
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