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白雪と呼ばれている俺の好きな人 15にしおりをはさみました!
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白雪と呼ばれている俺の好きな人 15
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あれ、ちょっと待って…?
すぐに俺はゲームの中に異変を覚えた。そしてその異変に気づくと、思わず笑ってしまう。
「ちょっ、…ちょっと琥珀…。琥珀が攻撃してるの俺!俺だって!ボスじゃないって!」
「……………あ?何言ってんだ、光希…」
俺は画面から目を離さずに笑いを堪え、琥珀に今の状況を話す。
だけど、琥珀は相当眠いのか、何を言っても俺への攻撃をやめようとしない。
俺は仕方なく諦めて、手に持っていたゲーム機をテーブルに置き立ち上がる。そして俺に攻撃をやめない琥珀の顎をクイッとあげて無理矢理キスをした。
琥珀は突然のキスに驚いたのかゲーム機を落としそうになり、身体が思い切りビクリと動く。
「んぐっ…!?……んまえ…!ボスと戦ってる時に何すんだよ!」
ゲーム機をちゃんと手に持った事を確認した琥珀は、顔を上げて真っ赤にさせながら俺に文句を言う。
「……ボスって言ってるけど琥珀、寝ぼけて俺に攻撃するんだもん。そんな意識の中やっても、俺が琥珀にやられて終わりだったよ」
ほら、と言って俺は画面を指さす。琥珀は指された方に視線を向けた。
画面には大きな『GAME OVER』の文字。
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