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「どういうことですか?」
俺がそう尋ねると、困ったように笑って、真希には内緒ね、と言って話を続けてくれる。
「今日は陽くんを海に連れて一緒に遊びたいからって、運転頼まれたんだ。久しぶりに陽くんと会えて嬉しかったみたいだよ」
真希さんにはきっと俺の性格がわかっていて、ついでのように言ってくれたのだろう。その方が俺が行きやすいから。
その優しさが身にしみる。
「それに、俺と二人きりでなんて来てくれないよ」
「え?仲良いんじゃ......」
知らない高校生を乗せてくれるなんて、真希さんと仲が良くなければしてくれないだろう。
俺がそう言うと、誠さんはどこか遠い目をした。
「真希は、男同士が好きだから......」
「ああ......」
そうこうしているうちに、目的地へ到着。
二人とも水着へ着替え終えると、誠さんの気まずそうな声。
「あの、陽くん......」
「なんですか?」
「その......言いづらいんだけど......」
「......?」
誠さんの顔が近づいて来て、耳打ちされたその内容は、
「背中、キスマークすごい......」
「なっ......!」
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