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具合が悪くなる......?絶対嘘だろ。
嫌な予感がする。むしろ嫌な予感しかしない!
そう思ったのは立花も同じなようで、笑い声が聞こえてくる。
「ははっ!お楽しみしてくる感じ?爽やか王子もそんなことするんだー」
「なんのことかな?」
「......ワーオ。そんなきらきら顔されちゃうと、これ以上何も言えないっしょ。いーよ、言っといてあげる」
「ありがとう」
「えっ、鈴原!?」
立花に礼を言って、俺の手を引き、歩き始める鈴原。
「おいっ!待てって!」
俺は抵抗するが、鈴原の力は強く、ズルズルと引きずられてしまう。
俺はそろそろ身の安全のために、武道とか習った方が良いかもしれないと思った。
この後起こるであろうことを予測している俺は、助けを求めるようにふり返る。しかし、そこには楽しそうに手を振っている立花が立っているだけ。
「陽さーん、ファイトっす!」
まじふざけんな!と言う意味を込めて睨みつければ、「感想聞かせてねー」と言ってくる立花。
その言葉で鈴原の手の力がさらに強くなり、俺はもう絶望しか感じなかった。
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