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177/支倉高志side
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その後、遊ぼうコールになんとか耐えながら作った料理を、岡本と空と大地は、美味そうに食べてくれた。
それからは、空と大地の望み通りに一緒に遊んで、二人がやっと眠った頃には、夜の九時を回っていた。
「ごめんなー支倉。こいつら、はしゃいじゃって」
布団の中で眠る双子の頭を撫でながら、岡本が俺に言う。
「いや、楽しかったぞ」
子供と遊ぶことなんてそうそうないから、楽しかった。
正直な気持ちを言えば、岡本は「そっか」と笑う。
「じゃあ、俺はそろそろ......」
帰ろうかと腰を上げれば、岡本が俺の腕を掴んだ。
「岡本?」
「あの、さ......」
少し言いにくそうに目をそらした後、上目遣いで見つめてくる岡本。
「泊まってかない?」
「え......?」
突然のことに驚き、一音だけ発っせば、岡本は目をそらしてしまう。
「え、ってなんだよ。......やなの?」
「あ、いや。嫌なわけないが、お前意味わかってるのか」
下を向いた岡本にそう尋ねる。
正直、岡本と恋人という関係で一晩過ごせば、理性を保つ自信はない。
そんな俺の心を知ってか知らずか、岡本は途切れ途切れに言葉をつなげる。
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