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男ごころ.5
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「ああっ!!あっ、あんっ......ああっ」
「誠さん、今日もエロい......」
「もっ、涼太くっ、はげしっ......やあっ」
俺にバックで突かれている誠さんは、善がり狂って淫らな声を響かせていた。
いつもおっとりしてるこの人がこんな状態になるのは、何度見ても興奮する。
「ああっ、かおっ.....かおっみたいっ」
「だーめ」
本当は顔を見たいけど我慢。誠さんが求めて来てもさらに突くと、誠さんはベッドに突っ伏してしまう。
「なんっ、でっ......かおっ、みえなぁっ」
ベッドにぎゅっとしがみついて泣きじゃくる誠さん。
そんな誠さんの耳元に口を持っていき、甘く囁く。
「キスしたいんすか?」
「あぅっ......したっ、い......キスしたいっ」
「じゃあ頑張って振り向いて。絶対無理なことでもないっしょ?」
かなりきついと思うけど、出来ないことはない。前にもバックでキスしたことあるし。まあそれは俺が近寄って、誠さんを支えてたからだけど。
「あんっ......とおいっ、むりっ」
そう言いながらも必死に振り返ろうとする誠さんが、ちょー可愛い。
「りょうた、くんっ......りょうたくんっ」
俺が近づこうとするとものすごく嬉しそうな顔をして、離れると悲しい顔をする。もう良いかな。俺も我慢辛くなってきたし。
「すみません、誠さん。俺、身長のこと悔しくて」
あの男と比べてもしょうがないのに、負けたくないって思う。誠さんに俺だけがかっこいいって思って欲しい。だから密かに誠さんより低い身長が、コンプレックスだったりした。
......けど、そんなの必要ないよな。
俺は、誠さんがどんなに俺のことを想ってくれてるか知ってる。
俺は誠さんの手を引いて、身体を近づけた。
「誠さん......キスしましょ」
「ん、する......んんっ......ん......」
玲クンや支倉先輩の気持ちも分からなくない。恋人が自分を求めることはいつだって嬉しい。でも俺は、キスしたいって泣いちゃう誠さんよりも、キスをしながら幸せそうな声を漏らす誠さんの方が見たい。
だってその誠さんが、俺の大好きな誠さんなんだから。
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