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告白の災難.3
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『はぁ?悪いけど、無理。そんなことしたら俺が酷い目に......』
『ご、ごめんなさい。悪いことしてるって分かっているんだけど、でも本当に日比谷くんが好きなの!』
そう言って、女が俺の前に提示したのは......写真。
俺の、写真。
写真くらい何だって思われるかもしれないけど、問題は俺の表情だ。
現場は一年四組。察しがいい奴は分かったかもしれないが、そう、玲のクラスだ。
玲が特別教室の掃除当番になって、何十分も俺を待たせやがったとき、俺は渋々、本当に渋々、玲の席に座って待っていた。誰もいない教室で。
玲の机に静かに頬を当て、幸せそうに、少し恥ずかしそうに、微笑んでる俺の姿がその写真にしっかりと───。
『お、おいお前っ、そんなの盗撮......』
『ごめんなさい!けど、デートしてくれなかったら、これを鈴原くんに見せちゃいます!!』
『それは嫌だっ!!!!』
そんなものをあいつが見てしまったが最後、俺は恥ずかしさに殺され、興奮したあいつに死ぬほど疲れる扱いを受けることになるだろう。
『あああっクソ!!分かった!!その代わり、終わったらそれをすぐに捨てろよ!!』
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