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『もしもし、紫音』
俺の耳に馴染むように海堂さんの低く掠れた声が電話越しに聞こえた。
「海堂さん、お仕事頑張ってる?」
『あぁ。今日は少し早く終わったからもうホテルだ。』
「そうなんだ!じゃあさ、ワガママ言ってもいい?」
『ん?どうした?』
「海堂さんの声聞いてたら落ち着くから、朝まで電話繋ぎたいなって…。別にね、海堂さんが眠くなったら寝てもいいから!だから、その……」
『いいよ。俺もお前の声を聞くと安心する』
「ほんとに?!えー、何話そうかな」
夜通しで話せるなんて思ってもみなくて、
話す内容なんて全く考えていなかった。
でもすごく嬉しくて仕方がない。
『そうだな…。紫音、もうベッドか?』
「うん。もうシャワー浴びてベッドにいるよ」
『そうか。じゃあ……
ーーテレフォンセックスしようか 』
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