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班別研修 (回想) 1
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桜side
元々そんなに人と関わるのが得意ではなく
弟とすら上手くいっていない僕は
友達が出来ることなど期待すらしていない。
「白木 桜です」
「夏木 夏。宜しくね」
それから3日後の 判別研修の日になって、
みんなで目的地まで歩いていく。
僕はあまり体力がある方ではないため
少しすると、歩くのが怠くなってきてしまった。
しかしみんなに迷惑をかけて目立ちたくはない。
「白木くん。大丈夫〜?」
「大丈夫」
そう言っても、体力はもうほとんど尽きている
昔から、部屋など太陽の光が直接当たらない所の
作業は問題ないのだが、太陽の下では
どうしてもすぐに動けなくなってしまうのだ。
「…白木くん。ちょっと休もう?」
「だ、大丈夫だから…」
最近知ったのだが、太陽光が駄目なのは
ほんと少しだけアルビノの気質が混ざっているからで
あまり太陽の下にいてはいけないらしい。
まぁ、見た目は他の人よりも少しだけ
肌が白いくらいなので、誰にも分からなかったようだ。
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