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新入生歓迎会。1
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夏side
ここの学校は珍しい時期に新入生歓迎会を行う。
生徒会の交代の書類などの整理があり
"四月は忙しくて出来ないから" だそうだ。
「サク、お腹すいた」
「アオさっきお菓子食べたよね?」
桜と葵くんは、互いに サク、アオと
仲良く呼び合うほどに仲良くなっていた。
そして、僕もアオと呼ぶようになり
桜に完全に餌付けされて甘えん坊になっていた。
「そう言えば、もう直ぐ新入生歓迎会だって」
「なんで知ってるの?」
「雪が言ってた」
雪くんが…、知ってる事ですら驚いたのに
まさか、ここの生徒で無い
桜の弟の情報だとは、思いもしなかった。
しかし、桜は不思議がる様子もなく
"何をやるのかな" と楽しそうにしていた。
「なんで雪くんが知ってるの?」
「「情報屋だから」」
「……はい?」
理解力はそこそこあるはずなのに、
全くもって理解することが出来なかったのは
内容があまりにも予想外だったからだ。
「雪、何やるか言ってなかった?」
「鬼ごっこ?」
「「鬼ごっこ…」」
高校生にもなってまさか鬼ごっこをするとは
タチの悪い冗談にしか聞こえなかった。
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