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文化祭 10
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夏side
僕たちは、甘いものが食べたいと言う双子たちを連れて
三つ星シェフが作ってくれる飴細工を食べに行く。
着いた時には、かなり人が並んでいた。
しかし、二人は興味津々でさらに梓まで興味があるようで並ぶ以外選択肢が無さそうだ。
「いらっしゃいませ。何をお作りしましょうか?」
「「うさぎさん!」」
「ホワイトタイガーがいいな〜。作れますか?」
「承りました」
双子たちは、完成したうさぎの飴細工を見て喜んでいる。
テンションも先程より凄く高い…。
梓は、シェフの技に驚きを隠せないらしく
興味津々に見つめていて、シェフは少し照れていた。
出来上がった飴細工を持って、少し移動しようと思えば
桜たちも飴細工を作って貰いににきたようで
桜と弟の雪くんがはこっちに走ってくるのが見えた。
「あれ?蛍達じゃん!」
「アズ…。お前も飴細工を買いに来たのか?」
「そうだよ〜!見てよこれ!さすが三つ星シェフだよね!めっちゃ綺麗で食べるのもったいな〜い!」
二人を追ってきた蛍くんが、梓と話している。
蛍くんは、飴細工を見ていて、釘付けになっていた。
そのためか、梓の話を少し遅れて理解したようで…
「なぁ、三つ星シェフって…」
「この飴細工、三つ星シェフが作ってくれるんだ!ほら、あそこ、夏くんが並んで作ってもらってるでしょ!」
「…凄いなこの学校」
作った人が三つ星シェフと知った蛍は驚きのあまり
一瞬顔から表情が抜け落ちたかのような無表情をしていた
蛍くんも飴細工を作って貰いたいらしく
桜たちがいるところに向かって行こうとして瞬時に足を
止めて、二人のことを見つめていた。
「二人して可愛いすぎか…」
「蛍も大変だね…。頑張って〜」
そんなこんなで、みんなが帰る時間になってしまい
お別れを言うと "楽しかった、ありがと" とお礼を言い
みんなは家に帰って行った……。
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