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家についても相澤さんは帰っていなかった
「…。」
そんな俺を見て蛍さんが
「蓮くん、寂しいの?」
と訊いてきた
寂しい?
これが寂しいと言うのか
「はい。そのようです」
俺は風呂に入りに行く
眼帯を外し、置くと近くに剃刀があるのに気付く
「…」
俺は相澤さんがいないことで不安になっていたのかもしれない
少しずつ周りがモノクロになって行く
剃刀を手に持ち自分を傷つける
赤い血がポタッポタッと落ちシャワーによってそれが流れていった
風呂から上がり着替え、髪を乾かす
俺が上がったことに気付き蛍さんと幸助さんが近づく
俺の目に気付いたが、それより俺の手首に目を向けた
「蓮君!これ、自分でやったの?!蛍、救急箱!!」
「わかった!…はい持ってきた」
蛍さんと幸助さんは俺の右手首から出る血を止血した
消毒した後大きめの絆創膏を貼る
念のためと包帯をでグルグルと巻かれた
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