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一ノ瀬和也side
黒咲はどうやらいちごみるくと迷ってるのだろうと何となく感じたので
「俺はいちごみるくがいいと思うよ」
と後ろから声をかけた
黒咲は振り返った
しばらく俺を見た後
「…そうですか、じゃあ牛乳にします」
と俺が勧めたのと違うのを選んだ
「って、ちょっとちょっと〜!何で俺が勧めたのにしないの?」
「どちら様ですか?」
「俺?俺は同じ2年の一ノ瀬 和也」
「そうですか」
ポチっ
ガコンッ
と牛乳が落ち黒咲は牛乳をとった
「ちょっと、訊いといて興味なさそうだね」
「はい、興味ないです」
ど直球な意見
「俺にも君の名前教えてよ〜」
「相澤 蓮です…それでは失礼します」
あら?相澤?
まぁ、いい。蓮くんと呼ぼう
そう思ったら蓮くんが教室に戻ろうとした
「ちょっと待って!蓮くーん」
「何ですか?めんどくさい」
「ひどっ!…まぁ、いい。俺と友達になってよ〜」
「嫌です…知らない人とは友達にならないって決めてるんです」
「何それ、知らない人にはついて行かない的なやつ〜
そんなんじゃ友達できないでしょ〜」
「俺は友達なんていらないんで」
と冷たくそう言った
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