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「蓮、飯にするぞ」
「はい」
相澤さんは少し怖いオーラを放っていた
「蓮…海堂にくっついていたが…思い出したのか?」
「…蛍のことは何となく思い出したかもしれない」
「…そうか、他は何か思い出したか?」
「…まだ」
「…」
「…」
気まずいまま食事が終わった
「蓮は…海堂のことが好きなのか?」
「…うん…落ち着くし、優し「もういい、」」
相澤さんは俺の言葉を遮り、俺を引き寄せて抱きしめた
「え?…何?」
「蓮は俺だけを見てろよ」
「…見てた…見てたけど…相澤さんばかり見てると胸が苦しくなる……から」
「苦しくなる?」
「…さみ、しい?…くて、苦しくなるから…」
確か、この感情は『寂しい』だったはず…
「蓮…」
相澤さんにおでこにキスされた
「っ!…」
思わずキスされたところに手を当てた
自分でもわかるくらい顔が熱い
「顔真っ赤だぞ」
と、いつの間にか怒っているオーラが無くなり柔らかい表情になった
たぶん…これが好きってやつなのか?
「…き」
「何だ?」
「す…き……相澤さんのこと好きかもしれない」
このふわふわした感じたまらなくなる感覚は知ってる
ズキンッ
「あ"っ!」
いつもよりも痛みが強くて、まるで固いもので頭を殴られたような鈍い痛みが走った
堪らず俺は座り込んでしまった
「蓮?また頭がいたいのか?」
ズキンッズキンッと同じような痛みが数回走って
俺は気を失った
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