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始め
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いつからだろう
君が俺を見なくなったのは
Ωという鎖に縛られた俺に微笑んでくれた君
それなのに何故…?
嗚呼
こんな運命なんて
無くなればいいのに
暗い部屋で俺は一人になった
何時も後ろをついてきてくれる君がいなくなり
君の荷物もなくなった
元々結ばれないものと知っていたのに
欲張りな俺が手を伸ばしてしまった
こんなことになるなら
好きになんてならなかったら良かった
君のあの顔が今でも浮かぶ
瞳にたくさんの涙を溜めて
何度も何度も謝って
土下座までしてくれた
そんなのは求めてはいなかった
俺を選んで欲しくて
俺だけを見て欲しかった
でも、君は去っていってしまった
小さな君の後ろ姿に
涙を流してしまった俺
その時は何度も願った
夢であってくれと
けれど、次の日もまた次の日も
君は隣に寝ていなかった
朝起きていつもしてきた口付けも
子供のような体温も
夢で微笑んでいた君も
こんなに辛いなら
感情を殺してしまいたい
少女漫画なんかより
ずっと悲しい現実
もし神様がいるなら
俺は其奴を殺してしまいたい
嗚呼
また朝が来る
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